ゆめごこち

オタクのひとりごと

轟家についてかんがえる

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作者直々に地獄判定される轟家ヤバオモロ…と思って地獄の轟くん家を読んでからちまちまとメモに書き溜めていた轟家についてを自分なりにまとめてみたので31巻が出たこの機会に公開します。悪いところは悪いと判断しているつもりですが基本的に轟家の人間が好きなオタクが書いている文章なので若干甘々判定なところもあるかと思います。全てオタクの戯言です。原作の描写にない部分のことも捏造で話しているので「オタクが何か言ってんな〜」ぐらいの気持ちで読んでください。そしてこの先の文章は全人類との解釈違いが起こると思いますがあくまでも自分用のまとめなので許してほしいです。これを書いている女は焦凍くんに幸せになってほしいとはあんまり思っていません(最悪)。顔が良くてかわいそうな男が性癖です。

 

まずはこのブログを読むに当たって必要となる地獄の轟家のイカれたメンバーを紹介します。

轟炎司(エンデヴァー):轟家が地獄と化した元凶。オールマイトという壁を越えられずにイカれた男。個性重視で結婚相手を選びその後自分の上位互換である半冷半燃の個性を持つ子供を作る為に個性ガチャを開始。45年も生きて来たのに意思の疎通が下手過ぎてびっくりする。今までどうやって生きて来たの?最近やっと自分の子供を道具としてではなく子供であると認識出来るようになってきた模様。有り得ないぐらいの不器用さを発揮しているしメンタルもそんなに強くない。多分冷さんのことが大好き。

轟冷:轟家が地獄と化した元凶その2。幼い焦凍くんの顔に煮え湯を浴びせた本人。炎司くんからのDVやストレスで精神を病んでしまったことに関しては被害者だけど個性ガチャを止めなかった時点でこの人も立派な加害者。さすが炎司くんの妻というべきか割と気が強い。言葉も結構強い。まあ多分そこそこ炎司くんのことが好き。

轟焦凍:地獄家庭の被害者。聖人。良い子。全てを持って生まれた可哀想な男の子。地獄のような轟家のヒーローになろうとしているがそれはそれで危ういのでやめてほしい。この家庭内での一番の被害者なのに自分も悪かったと思ってしまっている。マジでかわいそう。かわいい。そして面が良い。

轟燈矢(荼毘):地獄家庭の被害者。現在は敵となり荼毘としてなんとかエンデヴァーを精神的に虐待しようとしている。被害者だったのに今や完全に加害者ポジに回ってしまったヤバい男。いや元々かなりヤバい男。エンデヴァーが世界の中心。最高傑作の焦凍ムカつく殺したい死ね死ね親父のバーカ!アーホ!と駄々をこね続ける成人した子供。メンヘラ。かわいそう。おもろい。

轟冬美:地獄家庭の被害者。聖人。良い子。冷さんが入院してから轟家の母親代わりとして頑張ってきた長女。イネイブラータイプで正直一番病んでると思う。過度な"普通の家族"への憧れは身を滅ぼしますよ冬美ちゃん。そんな冬美ちゃんが小学校教諭なのも性格や気質的に少し危ういと思うんだけど大丈夫かな。かわいそう。かわいい。

轟夏雄:地獄家庭の被害者。良い子。父親である炎司くんを憎んでいるが本人は何もされていないというのが高ポイント。燈矢くんから愚痴という名の呪詛を聞かされていた為父親に関する認知がかなり歪んでいる。母親の個性を引き継いだものの、うっかり父親譲りの容姿になってしまって毎日鏡を見る度に溜息ついてそう。かわいそう。かわいい。


こんな感じです。全員ヤバくてウケる。現在は燈矢(荼毘)を止める為に協定を結んで家族問題は一時休戦しています。一時休戦というか燈矢くんを止めることが家庭の問題の解決にも繋がるというか…轟家の着地点がどうなるのかはまだ分かりませんがあんまり幸せにはならないのかなと思います。不幸大好きな私の希望的観測。イカれたメンバー紹介が終わったのでこの後は地獄を覗いて行きましょう。レッツゴートゥーヘルホームツアー!

 

(以下時系列バラバラの殴り書き)

 

しかし「地獄の轟くん家」と「火の不始末」ってものすごいサブタイだなと思います…酷い…

夏くん自身は何もされてないのがポイント高いですね。元々自分は興味を向けられない子、期待されていない子という負い目と炎司くんが何のために子供を作っていたかの理由が判明してからは「自分はいらない子」だったと気付くこの凄惨なグロさ。女の子の冬美ちゃんにはない負い目までもを感じてしまう夏くんがあんな意固地に父親嫌いを露呈させているのはなんというかリアル…燈矢くんから聞かされ続けていた愚痴も相まってもうどうしたらいいか分からないのが今の夏くんなんだろうな。夏くんは燈矢くんを含めた家族全員のことが大事だからこそ"精神的にも肉体的にも燈矢を殺したのは親父"という気持ちが消えないし振り上げた拳を下ろせないでいるんですよね…全ての元凶が炎司くんなのは間違いないけど長い期間炎司くんを憎む余りみんな自分が何に怒ってるのか分からなくなってその全てを炎司くんに向けているのが今の轟家の男の子たちなのかなと思います。

まあそれにしてもあの家の長男→次男→三男へのクソ親父伝言ゲームは悪意の改竄が酷いな…

焦凍くんの火傷に関して悪いのは完全に冷さんなのに子供たちはそこから目を逸らしてるんですよね。冷さんが壊れたきっかけは炎司くんだとしても煮え湯を浴びせて実際に一生消えない傷を負わせたのは冷さん自身です。

もう成人して大人になった燈矢くん(荼毘)を除いて悪いのは炎司くんと冷さんの二人だけで子供は絶対に悪くないです。だってみんな子供であの家にいた血の繋がった大人は炎司くんと冷さんだけだったから。

燈矢くんを殺したのは親父だと思ってる夏くんからしたら家族で仲良くしたいと言って炎司くんと飯を食わせようとする冬美ちゃんは割とサイコに映ってるかもしれないなと思ったり…何も悪くない焦凍くんのためにっていう夏くんの優しさだとしたらその優しさは余り正しくはないんじゃないかなと思います。あの家の子供たち全員が冷さんの罪を認めない限りは歪な関係が修復されることもないのかなと…男の子あるあるで父親を敵視して母親を守ろうとするアレですかね。

サイコに映るであろう冬美ちゃんの「普通の家族に対する強い憧れ」みたいなものは夏くんの中にもあるんじゃないかなあ。普通の家族愛に飢えているというか。期待されなかった者同士輪の外から家族を傍観し続けてきた冬美ちゃんと夏くんの間には両親や他の家族には分からない絆や関係性があってちょっとおかしいと思えてしまう冬美ちゃんの望みを叶えてあげているのかなと思います夏くん、そしてやっぱり一番病んでるのは冬美ちゃんかな。

でもそうやって輪の外にいたからこそフラット(?)な目線で冷さんの罪を認めて焦凍くんに伝えてあげられるというか伝えてあげなきゃいけないのは冬美ちゃんと夏くんですよ。

"赦してくれた"っていう焦凍くんのおかしな認識を正してあげられるのはあなたたち二人だけなんだよ、初めて冷さんの病室に行ったときに冷さんがどんな言葉でどんな風に焦凍くんと話したのかは分からないけどそれでもそこで何も悪くない焦凍くんが"赦された"って思ってしまうことはかなり危ういと思います。大人(両親)の罪まで自分が背負おうとする焦凍くんはどこまでもヒーローの心を持った素敵な子だけどこの家族だけはそれを認めてはいけないと思う。炎司くんの言葉は聞き入れない(許せない)焦凍くんだからこそ怜さんが訂正しないといけないけど病んでしまった冷さんにそれを言わせるのは難しいと思うので夏くん頑張ってほしい…夏くんに言わせるのも酷だけどね…これは子供たち自身が認めて理解して超えなければいけない壁だと思うので…

あの家に関して悪いのは炎司くんと冷さんで、子供たちが悪くないというのは私の中で一貫しています。

大人になってからの燈矢くんの行動は褒められたものではないけど(完全に悪)それでもまだ子供だった燈矢くんを捨てたのは炎司くんで捨てられたと認識してしまった燈矢くんも間違ってはないと思います。なぜなら子供だから。

私もあの家に生まれてたら燈矢くんみたいになってただろうし父親の稼いだ金を使って働かない生活をしながら飽きもせず一日中エンデヴァーの個スレに張り付いてアンチ活動すると思う…他の三人が良い子過ぎるんですよね。

燈矢くんの仏壇に手を合わせてる炎司くんはいい父親なんかじゃないしあのシーンってかなりグロテスク。自分の子供がひとり亡くなっても改心せずに焦凍くんに手を上げ続けたりしてたのかなりヤバいです。冷さんだけじゃなくて炎司くんも病院にかかるべきだったと思う冗談抜きで。

体育祭で炎も自分自身の力なんだと気付き考えを変えてからの焦凍くんに対しても「おっ、反抗期終わったか」ぐらいのノリで関わろうとしてるのもマジで怖いです。どこまでも毒親ムーブが止まらない炎司くんやべえよ!

個性婚で自分を超える傑作を作りたい炎司くんとどんな理由があったとしてもそれに同調して子供を作ってしまった冷さんは二人とも激病みしてますよ、ドクター今すぐ二人を病棟に閉じ込めろ!

かつて炎司くんという軸を中心にぶっ壊れた家庭を今度は焦凍くんを軸にして立て直そうとしてる轟家の皆さんとんでもなくヤバい。失敗を全く学んでないしそれどころか軸を変えただけで同じ道を辿ろうとしてますよね。家族総出で焦凍くんのことを"うちのヒーロー"と呼んで神格化してるのは怖いしもう宗教に近いと思う。家族再生のきっかけは焦凍くんだとしてももうこれからは各々が自分の力で家族と向き合って行かなきゃどうにもならないのに焦凍くんを軸にして立て直そうとするのはヤバいです。

軸の焦凍くんの心が壊れてしまったら?焦凍くんの考えが変わってしまったら?そのときにまた家族が壊れるなんて目に見えてますよね。家庭内の誰か一人に縋ったり頼ったりするのをやめないと轟家はどうにもならないと思います。家庭内に焦凍完全肯定botしか存在しないのは不健全。

炎司くんの過去回想が出るまで冷さんって気が弱くて大人しい女性なのかなと思ってたから結構はっきり炎司くんに物申しててびっくりした、逆らえない・流されやすいところもあるんだろうけどドスンと相手の心にぶっ刺さることを言うのが冷さんと焦凍くん似てるなって…親子だね…

冷さんの実家もなかなかヤバいと思うんですけどこれ皆さんどうお考えですか?私は冷さんが病んだ原因は実家にもあると思ってます。炎司くんによって良い生活をさせてもらってる実家は冷さんに離婚されたら困るだろうし帰って来させてくれなかったんじゃないかな…と。酷いけどこれって現実でも存在する話ですよね。名家の箱入り娘の冷さんは実家以外に逃げるところがなかったのにその実家からも帰って来ないでと言われたらもうどうしようとなくなってしまうと思います。助けてくれない両親、子供を虐待する旦那、そんな旦那に似てきた子供、逃げ場がどこにもなかったんじゃないですか。それはそれとしても罪は罪ですが。

描写がないから何とも言えないけど炎の個性の家系に生まれた炎司くんも子供時代にあまりいい思い出がないのかなと…自分もお父さんにあんな風に扱われてたんじゃないかな、じゃないとあそこまで焦凍くんに酷いことできるとは思わないです。この親にしてこの子ありみたいに自分がされてきたことをそのまま焦凍くんにもしてたのかなって。炎司くんも元は理想を押し付けられた側の子供なんじゃないかなと思ったりします。エリート校の雄英に通って卒業後すぐに自分の事務所を立ち上げて"ヒーローの道"を真っ直ぐ歩んできた炎司くんは子供の頃どういう思いでヒーローになりたいと思ったんだろう。なるべきものとして教育され鍛えられてきたなら歪むのもまあなんとなく理解できるかな…炎司くんの子供時代については全部私の妄想だから正解は分からないけどあんまり幸せじゃなかっただろうなとは思います。だからと言って自分の子供を虐待していいことにはなりませんが。

全てを持って生まれた男の子である焦凍くんの誕生を喜んだ人間がこの世に一人も存在しないというのが酷い。炎司くんが狂喜したのは半冷半燃という個性だし冷さんが感じたのはこれで終わるという安堵でしかなくて誰も"轟焦凍"本人を見ていないんですよね。マジで酷い。燈矢くんも完璧が生まれて来てしまった絶望を感じてるしあの家やっぱダメですよ…

全てを持って生まれた男の子の"全て"って"燈矢くんが欲しかったもの全て"ってことじゃないですか?お母さんと幸せに暮らせるなら焦凍くん持ってるもの全部捨てそうですけど…

爆破の個性を持ったカツキの性格が怒りっぽいとか硬化の個性の鋭児郎くんが硬派な性格とかエンジンの個性で足が早い天哉くんがせっかちな性格だったりとかこの世界って個性と性格がかなり強く結びついてる気がするので炎司くんの個性だけを受け継いだ燈矢くんが炎司くんみたいに人一倍執着心・嫉妬心が強いのも納得出来るんですよね。燈矢くんは根っからのヤベエ奴だけど個性ガチャしてる炎司くんから「ヒーロー以外にも道はあるぞ」って言われても何の説得力もないというか…まあここで高校生焦凍くんの「言葉単体だけで動くようならそれだけの重さだったってだけで…大事なのは"何をした・何をしている人間"に言われるか…だ。言葉には常に行動が伴う…と思う」が効いてくるんですけど…

自分が何のために生まれてきたのかあの時点で気付いてしまった燈矢くんからしてみればヒーローになる以外の道はないわけでそこの進路が絶たれてしまったらもうどうしようもないんですよね。自分がエンデヴァーを超えるヒーローになれなければ個性ガチャは続くし自分は用無しになるってもう分かってしまっているから、焦凍くん(半冷半燃)の誕生だけでも絶望なのにどれだけ訓練しても炎に耐性がないし自分はもう炎司くんを超えるヒーローにはなれないのにこれまで一緒に訓練してきた情みたいなもので可愛がってる雰囲気出された上で焦凍くんを優先しようとする炎司くんの態度があまりにもグロくて無理になったんだろうな。炎司くんと燈矢くん似たもの同士で関係が歪過ぎる…半冷半燃の子供を作り出すことが燈矢くんの為にもなると思った炎司くんの気持ちに優しさが入っていたとしても燈矢くんからしたらそれはただの絶望でしかなくて本当どこまでも噛み合わないこの親子…炎司くんの炎を受け継いだ燈矢くんも焦凍くんもどちらも冷さんの個性も遺伝してるのに出方が最高と最悪の二極なのが…まあ最悪の方は歪むよねっていう…

「なりたいヒーローになっていいのよ」と冷さんに言われた焦凍くんとなりたいヒーローである炎司くんに「夢を諦めろ」と言われた燈矢くんの対比も酷いですね。幼い燈矢くんの世界の全てである炎司くんに否定されてしまったらもう何も残らないんですよ…

炎司くんと冷さんの会話がある過去回想を見るまでは"夫からのDVやストレスによって病んでしまい追い詰められて息子に手を上げてしまった悲劇の母親"みたいな印象が強かったんですけど回想見てからちょっとイメージが変わったというか…ヒーローへの道を一直線だった堅物と名家の箱入り娘が外の世界をろくに知らずに急にくっついたせいで「自分にはこの人しかいない」っていう思い込みが両者にあるような気がします、共依存関係のような。病室に炎司くんから貰った自分の好きな花を飾ってる冷さんに子供たちが「は?」ってなるのもなんか分かる気がします。家族関係もだけどそれ以前に夫婦関係もかなり歪だと思う。

子供たち的には父親が圧倒的な加害者で母親もその被害者だと思ってるのにそんな父親に寄り添おうとしてる母親が奇妙に見えてしまうんじゃないかな。炎司くんと冷さんの関係性って子供から見たら全然理解出来ない類で、母親の中には父親に対して憎悪や恐怖しかないと思ってたのに急に愛情めいたものを見せられると不気味に映りますよね。

ちなみに冷さんの病室にあった炎司くんが贈った花と炎司くんの病室に冷さんが持ってきた花、青いリンドウの花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」「正義」「淋しい愛情」「悲しんでるあなたを愛する」です。ワァ………

「自分が家の為に今更何ができるのか毎晩考え眠りにつく」「最近同じ夢を見る」「妻と子らが幸せそうに食卓を囲んでいる」「そこに俺はいつもいない」全部自業自得だけど本当に自業自得だけどこのモノローグバカ切なくて大好きです。過去を変えることはできないけど炎司くんなりに家族に向き合おうとして色々考えてるのは45歳にしてすごい成長ですよ(子供か?)。まあでもこの回最後の「自分が家の為に今更何ができるのか」「最近同じ夢を見る」「お前もそこにいてほしかった燈矢」は最悪過ぎて笑ってしまう、燈矢くんを殺したのは炎司くんだと思ってる夏くんがこのモノローグを聞いたらブチギレて大惨事になるよ…

でも相談もせずに自分だけが別居する考えを一方的に子供たちに伝えた炎司くんは相変わらず言葉が足りなさ過ぎて笑っちゃうね、そういうところだぞ!

攫われる夏くんを目の前に動けなくなってしまった炎司くんが「俺が助けたらこの先お前は俺に言えなくなってしまうのではないかと…」と言ったの、これマジでものすごい成長ですよ。半年前の炎司くんだったらこんなこと言わないどころか夏くんの気持ちなんて一ミリも考えず当たり前に助けて「フン」とか言ってそうじゃないですか。荼毘と対峙したときに戦えなかった(現場でヒーローではなく父親になってしまった)ことを悔やんでそうな炎司くんにいつか夏くんが「あのとき親父が助けなかったから俺は今こうして言いたいことが言える」みたいなことを言ってくれたらいいですね、救済。

炎司くんは確かにどうしようもない父親だけど、金銭面では子供たちに何不自由ない生活をさせて冷さんの入院費用(多分)も払い続けているのを見ると一概には責められないなとも思います。まともで幸せな家庭で育った人から見れば父親として子供や妻の面倒を見るのは当たり前って感じなんだろうけどそれをしない父親なんて現実にもごまんといるわけですよ、作中で描かれているもので例を挙げるとホークスの両親とかね。世間体のためと言われればそれまでかもしれないけど個性ガチャを医者に止められてたり焦凍くんが個性婚についてペラペラ話してたり家庭内の情報が割と外部にガバガバなところを見ると世間体もクソもなくない?って。本当に半冷半燃の子供だけを求めるなら燈矢くん冬美ちゃん夏くん焦凍くん以外にも異母兄弟が沢山いそうなのにいないし。焦凍くんだけを引き取って冬美ちゃんや夏くんを冷さんとその実家に押し付けることもできたのにそれをしなかった炎司くんは何だかんだ父親としての責任感があるのかなと思います。本当に救いようのないドクズは平気で妻も子供も捨てるからね。まあこの辺の感情は完全に私の捏造なので分かりませんが。

病室でしわしわのテディベアになってた炎司くんマジで最悪で可愛いなと思ったんですけどあれもまた成長ですよね。いつでも偉そうにふんぞり返ってた男が家族の前で弱みを見せられるようになったのは成長だと思います。成長の仕方が最悪のタイミングですが。子供たちからすると「てめ〜何今までの自分の行い棚に上げて勝手に悲しんどるんじゃこの野郎」って感じだろうけど。

 

以上が轟家に対するパッションが溢れ過ぎた私の戯言です。この後の蛇足も含めると一万字以上轟家について書いていました。怖。この前の地獄の轟くん家回もアニオリで更なる地獄がプラスされていたりして楽しかったです。(さっき31巻読んだけど火の不始末の描き下ろしもすごかった)

来たる轟焦凍:ライジングの後にまた色々書きたいな。それにしてもこの家の会話不足による火の不始末っぷりがすごくてなんかもう笑います。そんな轟家が大好きです。

 

 

ここから蛇足

私も地獄のような家で育ってきた人間ですが完全に燈矢くんタイプです。両親に対して許せないという気持ちを持ち続けることがしんどくなって諦めてしまったけど今でも、というか一生許そうと思うことはないと思います。早々に自分の好きなように生きようとした母と家族を捨てた父のことを親とは思わず血の繋がった"何か"として扱うことでどうにか生きています。

どうにかして両親に社会的制裁を加えたいなと思っていた時期、生きている間に自分が主役になって親戚一同を集められるのは結婚式だ!と思って新婦の手紙でダビダンスをしようと計画していました。ゴミのような家で育った結果結婚願望なんてまるでないし結婚して式さえ挙げてもらえれば相手のことなんてどうでもいいし私のダビダンスによって式が潰れてしまおうが両親が傷付けばそれで良かったので。まあそんなの冷静になって考えるとただの私の恥晒しでしかないので早々にその計画は消えましたが…過度な怒りは思考を馬鹿にしてしまうんだ…

私は父親だけが世界の全てではなかったのでこんなクソの為に自分の人生を棒に振るのはやめようと思って諦めがつきましたが燈矢くんは父親である炎司くんが世界の全てだったからこそ一生憎み続ける人生を選んだのだなと思います。関わり続ける覚悟がキマり過ぎてる。あそこまで善と悪の境がはっきりしている世界で簡単に人を殺せる能力を持っている人間だったら私も燈矢くんと同じ選択をしていたかもしれないのであまり非難できません。荼毘としてやっていることは完全な悪ですが両親を憎む気持ちには痛いぐらい共感できるので。あと燈矢くんには焦凍くんにも冬美ちゃんにも夏くんにもない"父親との幸せな記憶"があるのも地獄ですね。

燈矢くんは顔も体型も炎司くんには全く似てないんだからあんなクソ親父のことなんて忘れて好きに生きればよかったのにとも思うけどあの世界は容姿や性格の遺伝の他に"個性"という強い血の繋がりを感じさせるものがあるからな〜親と同じ個性って家族関係が悪いと酷いコンプレックスにもなってしまう。

 


ああこれを書いてると個性がなくて持たざる者だった出久が「君の力じゃないか」や「君はとても優しい人だから」と"焦凍くん個人"に対して声をかけていた理由が分かる気がする。無個性の出久にとっての家族の繋がりはそこじゃないんだなあ。遺伝でも何でも自分が持ってるものは全て自分のものであるという感覚なんだろうな出久は。いくら無個性だったからと言ってもその感覚や考え方は16歳の少年にしては達観し過ぎていると思うけれど。

好きなものが"出久"の引子さんと海外出張中で一度も作中に登場してない久さんを見る限り、緑谷家もあまり明るくはなさそうだなと思ってます。地獄の僕ん家とかいうタイトルが来たらどうしよう。そのうち緑谷家のお父さんも登場するらしいので楽しみです。更なる地獄へプルスウルトラ!

 

 

2021.8.4